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トヨタ・サクシードのチャージランプが点灯

トヨタ・サクシードのチャージランプが点灯しバッテリーが上がってしまったとのことで、整備工場の人が車を引き取ってきました

その人が運転しているとき、最初チャージランプがついていたのは確認していました

チャージランプが点灯しなくなった

私がエンジンをかけた時はチャージランプは点灯せず、しかもバッテリーも上がっておらずに普通にエンジンをかけることができました
どうしてチャージランプは点灯しなくなり、正常な状態に戻ってしまったのでしょう。 故障した部品が勝手に直るわけはありません。

オルタネーターを分解・点検

この症状から推測すると、オルタネーターのブラシがすり減ってしまっているものと考えられます

オルタネーターを車から取り外し分解してみると、やはりブラシがほとんど残っておらず、接触面が黒く焦げたようになっています
このように、ブラシが届くか届かないかギリギリの状態のときに、チャージランプが時には点灯したり、また消灯したりという状況になるのです

ブラシの交換

今回は安く修理をしたいということだったので、ブラシとベアリングのみの交換で、車両へ取り付けました
ベアリングは長く使うと異音が出たり、ロックしてしまったりしてしまう消耗品なので、オルタネーターを分解したときには交換します
リビルト品と交換するよりもかなり安く修理できました

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