自動車の電装整備士による
故障の原因特定

電気系統・車の故障修理

road

ホーム>スバル・サンバーのエアコン

スバル・サンバーのエアコン故障 多い原因

クーラーガス漏れ

最近スバル・サンバーがエアコン修理で入庫することが、非常に多くなっています。
そのほとんどがクーラーガスの漏れによる、冷媒不足が原因です。

スバル・サンバーのクーラーガスのガス漏れが多い部品は、2つあります。

高圧ホースからのガス漏れ

1つ目は、コンプレッサーに接続されている「高圧ホース」から、クーラーガスが漏れてしまうことがよくあります。
クーラーガスが漏れるとき、ガスと一緒にコンプレッサーオイルが外に出てくるので、クーラーホースがオイルで湿っていたら、要注意です!

エバポレーターからのガス漏れ

2つ目は、「エバポレーター」という部品になります。
エバポレーターという部品は車室内にあり、空気を実際に冷やしている部品なのです。今までの自動車なら、クーラーケースというものが助手席側について、 そのケースの中にエバポレーターが収められていたのですが、最近は、ヒーターと同じケースに収められていることが多くなっています。

エバポレーターがガス漏れしているかどうかは、なかなか分かりづらく、外からはほとんど姿を見ることが出来ません。
エバポレーターの姿をはっきりと見ようと思えば、ケースからエバポレーターを取り出さなくてはなりません。

強い味方「蛍光剤」

しかし、苦労してケースから取り出せたとしても、エバポレーターがガス漏れしているかどうか、はっきりと分からないことでしょう。 ガス漏れをしているという痕跡を見つけることは、非常に難しいからです。

そこで、私達は「蛍光剤」が入ったガスを自動車のクーラーサイクル内に充填しておき、しばらく時間を置いてからガス漏れを点検するのです。 クーラーガスが漏れている箇所に「紫外線」を当てると、蛍光剤が光って見えるので、ガス漏れがはっきりと分かってしまう優れものなのです。

エアコンの冷えが悪くなったとき、自動車のエアコン修理には、いろんな専用道具が必要となってくるので、専門家に任せるしかないと思います。

inserted by FC2 system