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三菱・ミニキャブのエアコン故障・修理

エンジンルームから「ギャー」

三菱・ミニキャブのエアコンのエアコンスイッチを入れると、「ギャー」と別とが鳴くということで、点検・修理することとなりました。

エアコンスイッチを入れコンプレッサーのマグネットクラッチが働くと同時にベルトが鳴き始めるので、コンプレッサーに掛かっているベルトの不良かと思いましたが、ベルトは交換済みということでした。

オルタネーターのベルト

エアコンベルト以外には、パワステとオルタネーターのベルトがあります。

そのうち、オルタネーターのベルトの張りが弱いように思いました。

結果、鳴いていたのはオルタネーターのベルトだったのでした。

なぜオルタネーターだったのか

エアコンを入れるとなぜオルタネーターのベルトが鳴くのか不思議でしょうか

実は、オルタネーターは発電量が増えれば増えるほど回転が重くなり、ベルトへの負荷も大きくなります

この例のミニキャブでは、エンジン始動直後の症状の出現率が非常に高く、オルタネーターの発電量の増加時と重なっています

コンプレッサーのマグネットクラッチとコンデンサモーターがONとなり、使用電力が増大したためにオルタネーターの発電量が増加しベルトへの負荷が増大したために、張りが弱くなっていたベルトが鳴き始めたということです。

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