自動車の電装整備士による
故障の原因特定

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コマツ・WA200のエンジンがかからない原因は

バッテリーはあがっていない

コマツ・ホイールローダ(タイヤショベル)WA200のエンジンがかからない原因を点検し、修理した事例を紹介します

ホイールローダ(タイヤショベル)WA200が置いてあるところまで出張し、まずバッテリーを点検しましたが問題がないのでスターター(セルモーター)をまわしてみました

スターター(セルモーター)は勢いよく回るのに

すると、スターターは勢いよく回るのですが、エンジンがかかる気配がまるでありません
グロープラグにも電気はちゃんと通っているし、後は燃料が来ていないぐらいしか考えられません

「エンジンストップソレノイド」を見つけたので配線を点検すると、キィースイッチONで電気がくるのですがまったく反応がなく、 コツンと軽くたたいてみると、ガチャンと音を鳴らして動き出しました

エンジンストップソレノイドが働いていなかったのだ

この状態でもう一度スターター(セルモーター)を回してみると、あっさりとエンジンがかかりました

というわけで、コマツ・ホイールローダ(タイヤショベル)WA200のエンジンがかからない原因は、「エンジンストップソレノイド」の不良によるものでした

このような故障の場合は、いくらがんばってスターターを回し続けても絶対にエンジンはかからないので、しぶとくスターターを回すのはやめましょう

スターターが故障したり、バッテリーが上がってしまったりすると、本当のエンジンがかからない原因が分からなくなり、修理に時間がかかってしまうということになるに違いありません

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