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コマツ・PC78USのクラクション(ホーン)が鳴らない

クラクションが鳴らないので危険

コマツ・PC78USのクラクション(ホーン)が全く鳴らなくて危険なので、早く来てほしいという連絡が入りました

なぜクラクションが鳴らないと危険なのか?
それは、ダンプがバックで近づいてくるので、いい位置まで来るとクラクションを鳴らして「そこで止まって」と合図をするのです。
ダンプの運転手さんがクラクションの故障のことを知らないと、どこまでもバックしてくる可能性があるので危険なのです。

カバーを取り外すと鳴るのです

というわけで、工事現場に急行し故障原因を点検することに
クラクションを点検するために、キャビン下のカバーを取り外します。するとクラクションが丸見えとなり点検が容易になります

その状態でくらくしょんを鳴らしてみると、普通になるではありませんか。さっきまでは確かになりませんでした。
もう一度カバーを元に戻して鳴らしてみると、なんと鳴らなくなっている・・・

カバーとクラクションが接触

どうやらカバーに問題があるようですね。クラクションが取り付けられている前の部分は網目状に穴が開いているので、そこからクラクションを覗いてみると、 カバーとクラクションが接触しているのが確認できました。

カバーをぶつけて凹んでいるのです
もう一度カバーを取り外し、凹みを直し取り付けたところ、クラクションは正常になりだしました

クラクションが鳴らない原因は、クラクションがカバーと接触していたということになります。
これは意外な原因でした。何かしらの音が鳴ってもいいと思うのですが・・・

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