自動車の電装整備士による
故障の原因特定

電気系統・車の故障修理

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コマツ・PC35のエンジンはかかるのに動かない

エンジンのかかったパワーショベルが動かない

コマツ・PC35のエンジンはかかるのに、まったく動かないという故障の原因を点検することになりました

パワーショベル(ユンボ)は、普通安全レバーが付いていて、機械が動かない状態のときだけエンジンをかけることが出来ます

このPC35の場合、安全レバーをどの状態にしていても、エンジンをかけることが出来ました
これはおかしいので、安全レバーのスイッチを点検しましたが、スイッチ自体は故障していません

スイッチの配線の不良か

次は、スイッチまで来ている配線を点検します
見た目はなんともありませんが、少し引っ張ってやると配線の皮が「びよ~ん」と伸びてしまいました

見た目はなんともない配線ですが、中身は切れてしまっているということです
もう一方の配線も点検しましたが、スイッチまで来ている2本の配線が、両方切れていたのです

簡単に直りました

切れている配線をつなぎ合わせ、PC35を動かしてみると、全て正常に動くようになりました
コマツのミニパワーショベル・PC35がまったく動かなくなってしまった故障原因は、安全レバースイッチの配線切れでした

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