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コマツ・PC30のエンジンがかからない原因は

症状が出ないと原因はつかめない

コマツ・PC30のエンジンがかからないということで、原因を点検することになりました

まず、PC30のエンジンをかけてみました
すると簡単にエンジンはかかってしまいました

これで何が分かったかというと、バッテリーが上がっているわけではないということぐらいでしょうか。

スターター(セルモーター)が回らない

エンジンがかからなかったという原因はまったく分からないので、症状が出るまでエンジンをかけたり、エンジンを切ったりと何回かやっていると、 スターター(セルモーター)がまったく反応しないという症状が出たのです

ここで大事なのは、スターター(セルモーター)まで電気が通っているかどうかということです
点検の結果、スターター(セルモーター)まで、電気が通っていませんでした

セーフティリレーの不良はよくあります

このPC30の場合、キースイッチからスターター(セルモーター)までの間に、「セーフティリレー」という部品を経由しているので、 シートをはずし座席の下についているセーフティリレーのところで、もう一度電気を点検します

すると、セーフティリレーまでの電源は正常なのですが、リレーからスターター(セルモーター)へ電気が送られていません
コマツ・PC30のエンジンがかからない原因は、セーフティリレーの不良だったのです

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