自動車の電装整備士による
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自動車のバッテリーあがり

バッテリーが上がるにも、いろいろと違った原因があるのです。

まずは、「単に寿命でバッテリーが上がってしまった」というのもよくあることです。
最近ヘッドライトが暗く感じる、なんて思ったらバッテリーの換え時かも知れません。

また、エンジンを始動するとき、スターターの回りがとろく(重く)なってきても、バッテリーの換え時でしょう。

つぎに、オルタネーターの故障が原因の充電不足によるバッテリー上がりが多いです。

充電不良の場合でも原因はいろいろと考えられます。
オルタネーター(ダイナモ)が不良の場合が多いですが、配線の不良や、ベルトが切れていることも何度も経験しています。

珍しいところでは、オルタネーター(ダイナモ)の取り付けボルトが緩んでしまい、ベルトが外れてしまっていたこともありました。

そして、ヘッドライトの消し忘れやルームランプの消し忘れとか、半ドアのためにルームランプが点きっぱなしになっていたりとか、 要するに不注意によるものもよくあります。

エンジンを止めた時にキースイッチを「オフ」の位置まで回さずに、ACCの位置で止めてしまいバッテリーが上がってしまっていたこともありましたね。

それから、一番原因を見つけにくいのが、漏電によるものです。

今までにあったものでは、「トランクルームの照明が消えなくなっていた」
これはオーナーさんも気づけないですよね。まさかトランクルームはちゃんとしまっているのに照明だけがついているなんてね。

「ステレオやCDチェンジャーで漏電していた」や「オルタネーターで漏電していた」などもありました。
これらの原因を見つけるのは素人では難しいので、ディーラーや整備工場に持っていかなければ、解決できないと思われます。

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