日立建機・ZC50Cのグローランプが異常点灯
グローランプがハンドルを切ると点灯
日立建機・ZC50Cという振動ローラのグローランプが異常点灯する、という故障・修理事例
工事現場で使用している、日立建機の振動ローラのグローランプがハンドルを切ると点灯する、ということで原因を点検することに
症状が出ないので配線を点検
現場に到着し、振動ローラのハンドルを右に左に回してみますが、グローランプ点灯の症状は現れず
メーターパネル付近を分解し、グローリレーを探し出しその周辺の配線を点検しますが、異常は発見できず
ハンドルを切ると症状が出たというので、ハンドルを切ると配線が動く部分がとても怪しいので、座席下部付近からエンジンルームまでの配線を徹底的に調べることにします
配線を触っていると、やっと症状が出た
その部分の配線にはコルゲートチューブが被せられており、配線がボディーに接触しているわけでなさそうです
しかし、その部分の配線を触っていると、グローのリレーが働く音が聞こえてきました
グローのリレーが働くと、グローランプが少しの間点灯しています
やっと指摘されていた症状が現れたのです
配線が切れていた
配線を一本一本点検していき、配線を軽く引っ張ってみると、ビヨ~ンと皮が延びて引きちぎれる配線を発見
この配線の断線が、グローランプの異常点灯の原因だったのです
配線の被覆は切れず普通の状態なので、中の銅線部分は配線の状態によって、離れたりくっついたりしていたのです
そして、離れたときにグローリレーが働き、グローランプが点灯するということでした