自動車の電装整備士による
故障の原因特定

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日立建機・EX30Uのメインヒューズ切れ配線修理

いろいろ気になる症状が

日立建機のEX35のスターター(セルモーター)は回るがエンジンがなかなかかからない、ということで原因を点検します

何とかエンジンがかかっても「チャージランプが点灯」したままで、バッテリーも弱くなっています

メインヒューズが切れているぞ

エンジンがかかりづらいので、まず「グロープラグ」まで電気が来ているか調べてみましたが、電気が来ていない。
エンジンがかかりづらいのは、おそらくこのせいであろう

「グローリレー」は働いているようで、カチッと音が鳴っているのですが、電源となる太い配線に電気が来ていません
そこで、バッテリー近くにある「メインヒューズ」を調べてみると、「45A」のヒューズが切れています

ヒューズ切れの原因を特定

こんな大きなヒューズが切れるということは、「オルタネーター(ダイナモ)が原因かも」と思い見てみると、オルタネーターのB端子の配線が断線し、その断面がオルタネーターのボディに接触しています。

これがメインヒューズが切れていた原因でしょう

不具合箇所を修理しセルモーターを回すと、簡単にエンジンがかかります
エンジンがかかりづらかったのは、「メインヒューズが切れている」からグロープラグに電気が行かなかったせいで、そのヒューズが切れていた原因は、オルタネーター(ダイナモ)の配線のショートです

チャージランプが消えず、オルタネーターが発電していなかったのも、同じ原因だったのでした

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