日立建機・EX225USRのスターター(セルモーター)
バッテリーリレーは新品になってる
日立建機EX225USRのスターター(セルモーター)が回らず、エンジンがかからないという故障事例を紹介します
最初にバッテリーは弱っていないかを点検しましたが、バッテリーは正常です
バッテリーの近くに「バッテリーリレー」という部品が付いているのですが、それは新しいものに交換されていました
話を聞くと、最近エンジンがかからないことが何度もあって、「バッテリーリレーが悪いのでは?」ということで交換したらしいのです
スターター(セルモーター)まで電気が来ないよ
次に点検するのは、キースイッチからスターター(セルモーター)まで、電気(信号)が通っているかを調べます
他の人にキースイッチを回してもらい、スターターのスイッチのところで検電器で調べていたのですが、電気がまったく来ません
そこで、キースイッチから電気が出て行っているかを調べたのですが、キィースイッチからはちゃんと電気が出て行っています
セーフティリレーを探さねば
どうやら、キースイッチとスターター(セルモーター)の間に、「セーフティリレー」という部品があるのではないかと思い、日立建機に問い合わせたところ、 確かにセーフティーリレーはあるのですが、スターター(セルモーター)に取り付けてあるはずだという返事でした
ところが、スターターのところにはセーフティリレーは取り付けてありません
そのことを話してみると、「EX225(この機械よりボディーが長い)なら、エアクリーナーのあたりについていたけどなぁ」ということを教えてくれたので、
そのあたりを分解してみると、やっとセーフティリレーを発見できました
セーフティリレーが故障原因
そして、「セーフティリレー」のところで点検をすると、キースイッチからリレーまではちゃんと電気が来ていますが、リレーが働かず、「スターター(セルモーター)」に電気を送っていないことが判明しました
このEX225USRのスターターが回らずエンジンがかからない原因は、セーフティリレーの故障だったのです
どうしてあんな見つけにくいところにセーフティリレーを取り付けているのか、ちょっと不思議に思います(めっちゃ時間かかりました)