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ふそう・キャンターのエアコンガス漏れ修理

エアコンガスが漏れている模様

ふそう・キャンターのエアコンが冷え無いということで原因を点検します

車両にマニホールドゲージを接続してガスがどれくらい入っているのか点検すると、かなり少なくなっています
エアコンガスが少なくなるということは、どこかから漏れ出してしまっているということになります

ガスがかなり少なくなっているので、ガスを補充しても夏を乗り切ることはできないと思われます
ガス漏れ個所を探し出さなければなりません

ん!蛍光剤が注入済みだ

サイトグラスを覗いてみると、どうやら蛍光剤がすでに注入されているようです
これならガス漏れ原因を特定できます

コンプレッサーやコンデンサ、ホース類を点検しましたが、どこもガス漏れを起こしていません
残るは、室内に取り付けられている「エバポレーター」だけです

このキャンターは、エバポレーターが取り付けられたままでは、姿を見ることはできません
エバポレーターからガス漏れを起こしているという自信があったので、取り外すことにしました

ガス漏れ原因はエバポレーターで確定

すると、見事に蛍光剤がしみだしています
キャンターのエアコンのガス漏れ原因は「エバポレーター」だったのでした

エバポレーターを交換するには、昔のようにクーラーケースを取り外すのではなく、エアコンケースから横に引っ張り出すようになっています

以前よりもやりづらく感じます
ダッシュボードを取り外さなければならない車が増えているので、それに比べればぜんぜん簡単ですけどね

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