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キャタピラ303のバッテリーが上がってしまう原因

しばらく使用しないとバッテリーが上がってしまう

キャタピラーのミニ油圧ショベル・303を使用せずにしばらく置いておくと、バッテリーが上がってしまうらしいので原因を点検します

この油圧ショベル(303)の持ち主の方は、使わない時はバッテリーのマイナス端子をはずしておき、バッテリーが上がるのを防いでいたということです

バッテリーのマイナス端子をはずしておけば、バッテリーが上がらないということは、バッテリーが悪いのではなく、何かしらの電気が流れ続けているということになります

異常個所はどこなのだ

油圧ショベルのところに行き、まず電気が流れていないかどうかテスターで調べてみたところ、異常はありません
エンジンをかけバッテリーに充電されているかを調べると、こちらも異常はありません

キースイッチを切って、もう一度電気が流れていないか調べましたが、やはり異常はありません
キースイッチは切ったままでしばらく様子を見ていると、303の「メインリレー」から「カチッ」と音がし、そのまま様子を見ていると何度もカチカチ音がなるようになって来ました

キースイッチが犯人だったのだ

どうやらキースイッチを切っていても、キーをONにした状態になっているようです
キースイッチを取り外し、裏の配線を点検したところ、キーを抜いているにもかかわらず、スイッチから電気が流れ出しています

キャタピラーミニ油圧ショベル・303のバッテリー上がりの原因はキースイッチの不良でした

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