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ETC車載器の取り付け

電源と車載器メーカー

電源線の数は、車載器のメーカーによって違っています。
例えば、三菱製の車載器ならACC電源とアース線の二本だけですが、 DENSO製の車載器は、常時電源・ACC電源・アース線と3本あります。

ステレオ裏からの電源の取り出し

電源を取り出す一番一般的な方法は、ステレオの電源線から取り出す方法だと思います。
純正のステレオではなく、外品のステレオをつけている場合は、特に簡単に電源を取り出せることでしょう。 なぜなら、その場合はステレオの配線と車両側の配線を接続するために、専用の配線コネクターを使っているはずだからです。

運がよければその配線に、ACCとか常時とか書いた札がついて居たりします。また、他の機器をつなぐことを想定して、ACC や常時電源の線を二股に分けて余らせてくれているものもあります。そのような状態だったら迷うこともありませんね。
もし何の印もなかったときは、通常なら黄色い線が常時電源、赤い線がACC電源ですが、100パーセントとは言い切れません。
心配なら検電テスターなどで調べるか、カーオーディオメーカーのホームページで、車両ハーネスの電源の位置が紹介されていたりするので調べてみるとよいです。
純正のステレオがついている場合も、検電テスターで調べるか、カーオーディオメーカーのホームページで調べる必要があります。

アース線はボディ(車体)に固定するようにします。金属部にあるボルトやナットを活用すれば簡単です。

その他の電源の取り出し方法

そのほかの方法では、ヒューズから配線が出ている便利ヒューズというものを使えば簡単ですが、どのヒューズと差し替えてもいいというわけではありません。 常時電源ならルームランプあたりが差し支えないと思うし、ACC電源ならシガーライターやラジオのヒューズがいいと思います。

それからもうひとつ考えられるのは、電源線がACCとアースだけの場合なら、シガーライターソケットの電源線から取ることも可能です。
ほとんどの車のシガーライターはACC電源なので、ステレオをはずすよりもこちらのほうが簡単な場合が多いです。また、シガーライターソケットにはアース線も来ているので、この方法が一番簡単です。

というわけなので、ETC車載器を買う場合には、まず、電源線が何本必要か調べて、ACC電源とアース線だけのものを買うと、かなり簡単に取り付けができると思います。

ETC車載器本体の取り付け

ETC本体の取り付けは、付属の両面テープで貼り付けるだけですが、その前にきれいに拭いておかないと、本体が落ちてしまうなんてことになってしまいます。

純正品のETC車載器を取り付けるためのスペースが用意されている車もあるので、そこに取り付ければ配線を通す穴が開いていたりして、きれいに取り付けることができるかも
取り付けるためのステーがなければうまくいかないこともあるし、なくても何とかなったりもします

アンテナの取り付け

最後にETCのアンテナの取り付けですが、最近のものは、フロントガラスに貼り付けるものが主流だと思います。しかし、ダッシュボードに貼り付けるタイプのものもあるので、説明書でしっかり確認をしてから取り付けましょう。
特に中古のETC車載器の取り付ける場合は注意しないと、バーが開かないなんてことになってしまいます

アンテナ線はあまり折り曲げないようにしてください。余った分を束ねる場合も折り曲げず、「丸めて束ねる」感じがベストです。
アンテナ線は目立たないように隙間に押し込んでしまいましょう。しかし、傷つけないように慎重にする必要があります。

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